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編集長のつぶやき

2010年5月号 「自立心のお話」

 先日、伊勢市にある地域密着型総合スポーツクラブ「メッツ」「アクトス」の総支配人である佐藤雅治さんに貴重なお話を聞くことができました。
 佐藤さんは、かつて全日本学生テニス選手権(インカレ)にてダブルスで優勝・シングルで準優勝という成績を残しており、現在は前述施設の総支配人として地域の子ども達に、より良い環境をと願いながら業務に励んでおります。
 佐藤さんのお話の中から二つのポイントを紹介します。
 まず一つ目は、自立心。例えば、同じスポーツを小中高そして大学と続けた時に、高校までは将来有望とされながら、大学へ進んだとたんパタリと成長が止まってしまう場合がある。高校までは、技術と才能があり、よい指導者に恵まれれば、ある程度の結果を残すことができるが、そこから先で結果を出そうとするには、それまでの過程で「自立心」が育っていたかという事が重要になってくる。
 それまでの努力と経験・身につけた技術を自分で考え、応用できるかどうかである。もし、「やらされていた」あるいは「やってもらっていた」「何気にこなしていた」では絶対に自立心は育たないでしょう。 
その根本には保護者にも深く関係する場合もある。例えば、小学生の我が子が明日野球の試合があるとする。
前日準備は自分ひとりでやっているでしょうか?
親が「グローブもったか?」「スパイク入れたか?」なんて事は言ってないでしょうか?
 ましてや、親が道具をカバンに入れたり、明日の準備をしていては自立心は育たないでしょう。次の日試合があるのならば、前日の準備から試合に臨む気持ちが高まっていて、自分が誰に言われなくとも準備できることが大事です。それが自立心の始まりです。
 もし忘れ物をしたとしたら、その失敗によって反省し、自立心はできてくる。そういう大事な失敗を親が未然に防いでしまわないようにする事も重要ではないでしょうか。
 今は昔とちがい、親が子どもの試合観戦に出向くことが多くなっています。大学の試合でも例外ではありません。我が子の輝く姿を観戦し応援することは大変素晴らしいことです。反面、準備の段階で手助けしてしまう事も多いと聞きます。自立心を育てるには、親が口を出さずにあえて失敗させる事も、場合によっては必要なことでしょう。
 二つ目のポイントは、普段の生活習慣でも、まず早起きして「朝ごはん」を食べる事が重要です。朝から脳を活性させ一日を計画的に価値のあるよう過ごすために大切な基本習慣だということです。
 佐藤さんのお話をお聞きした中でとても共感する二つのお話を自分なりに解釈し紹介させていただきました。私は、お話の中で、グサリと当てはまる部分があり、早速生活の中で試みていることがあります。

                                                編集長 中村和久


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