編集長のつぶやき
2011年07月号 「挫折」は「飛躍」へと…
悔しいと思うから次を目指す。そして意気地の無さは勇気に変わる。
深い悲しみを追えば人に優しくなり、結局、許せないのは自分となる。
大人でも子どもでも、人間である限り同じなのでしょう。そして仕事でも、スポーツでも同じでしょう。
一点に集中し、一生懸命、必死になればなるほど、思いどうりにならなかった時の挫折感はとても大きい。その瞬間どう思うかが大きな分かれ道だと思っています。
「挫折」の瞬間は「飛躍」に変わるのだと信じています。 飛躍に繋がる大前提は、なぜそうなったかを逃げずにとことん反省する事です。ここで逃げるという事は、失敗を人のせいにしてしまう事です。逃げてしまえば気持ちは楽になるでしょう。しかしそこに何も生まれてこないし、一生懸命な人を傷つけてしまい、取り返しのつかない「飛躍」とは程遠いものになってしまう事でしょう。
考えて考え抜いた時に落ち度が自分と気づいた時、人は努力し、それまで以上の汗をかき「勇気」を得たり、人に優しく出来る心が生まれ、信頼を得ることができ「飛躍」するのだと思います。
人とは弱い生き物です。ついつい逃げてしまう事、自分を棚に上げて人のせいにしてしまうもある事でしょう。その瞬間にふと気付いたならば、我に返り、意地を張らず相手に「ごめん」と謝る勇気を持つ事も大切です。素直な気持ち、謙虚な気持ちが自分を成長させ、周りの人あるいは相手に本当の自分を分かってもらう事ができるかもしれません。そしてこれまで以上の絆が生まれるのだと信じています。
チームであれば、誰もが時期時期に挫折を繰り返します。その都度ひとりひとりが逃げ出さず、悩んで悩んで自問自答出来れば、信頼の厚い良いチームが出来るのではないでしょうか。
必死になって努力して努力して挫折を味わったなら、飛躍のチャンスです。逃げずに、悩みに悩み、自分なりの答えを探しましょう。そして素晴らしい明日を目指しましょう。
編集長 中村和久
